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鳥栖・フリエ・福岡から勝点2しか取れない直近の結果も問題だが…観る側とクラブの心理的な距離感の遠さや溝の深さたるや、もはや乖離というべき状態にあると言わざるを得ない。
この“距離感”の問題っていうのは、平時ですら厳しい見方をすれば、乖離状態にあると言えなくもないくらいで、元々このクラブが抱え且つ慢性化している病のようなものだ。
以前、ホームで不甲斐ない試合をした後にスタンドから罵声が飛んだ際に、言い返すお馬鹿選手が居て、その愚か者は試合後のコメントで「サンフレッチェのサポーターはどんな時でも後押ししてくれた筈なのに…」と寝言をほざいていたのを見て衝撃を受けたことが思い出されるが…現状においては、この件ですら小さな事であったかのように感じられる程の乖離もしくは、それ以上の強い言葉が必要な距離感がクラブとの間にあるものと思われる。
このような状態に陥ったまま漫然としていると、いずれは大きな代償を支払うことになるのは明らかだ。
積み上げて成果を挙げるのには時間が掛かるが、ダメになるのは早い…などという見方は実は誤りであることが多く、実際には時間を掛けて構築したものは直ぐに崩れることは稀で、その要因や切っ掛けとなり得るものを永年にわたり見落し続けていたがために、気が付いた時には手遅れで恰も突如として崩壊したかのように見えているに過ぎない。
今現在の乖離や深すぎる溝は、それだけで崩壊に至るとまでは断言は出来ないものの、放置すれば他の病をも併発せしめるだけの謂わば「負のポテンシャル」という意味においては、かなりのレベルにあると思うのですが…。
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